新大阪駅 徒歩6分、大阪市淀川区の歯科医院。むし歯や歯周病だけでなく、インプラントや矯正治療、ホワイトニング・スーパーエナメルなども行っています。

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『その1.痛くなったら手遅れ』

さて。
これは一体どういうことでしょう。
むし歯も歯周病も多くの場合、痛みが出るような状態ではかなり進行をしていることが予想されます。
治癒=元通りの状態だと考えると、痛くなったら、治癒は難しく元の状態に戻すには"手遅れ"ということなのです。

むし歯は、初期段階の脱灰であれば、再石灰化で元通りに戻ります。
歯周病は、軽度の歯肉炎という状態であれば元に戻ります。
(歯肉炎は歯肉(はぐき)に現局している炎症症状の時です)

そこから進行していくと、むし歯は再石灰化では間に合わないほどの穴になります。
でも、いきなり痛みができるわけではなく、じわじわと歯が溶けながら穴が大きくなります。
痛みがでないので、見えるところや、つまりやすいなど、何か自分で感じることができるところでなければ気付きにくく、『痛くないからむし歯ではない』と錯覚してしまうこともあります。

また、穴はあいてしまっていますが、痛みがない状態であれば、汚染された部分を取り除き、詰め物で修復することが可能です。歯の形にはなりますので、一見治癒したように見えるかもしれません。

でも、あくまで天然の歯ではなく、異物で修復をしていますので、治癒ではありません。

歯周病の場合も、痛みが出る前にじわじわと歯を支える顎の骨が溶けていきます。
痛みはありませんが、歯磨きをすると吐き出した時に、出血が混じることが多いので、歯肉(はぐき)が炎症していることが想像できます。

顎の骨は少し溶けていますが、この時点できちんと歯周治療を受け、セルフケアを徹底することで進行を止めることができます。歯肉(はぐき)の炎症がおさまれば、出血も止まりますので、治癒ではありませんが、それに近い状態を維持することができます。

痛みや症状がなければ、むし歯や歯周病に感染していることになかなか気づけないのかもしれません。内科などの病院を普段受診するのは、「病気」になってからだと思いますし、病院は病気の人が行くところという価値観やイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

そして、いざ「痛くなった時」、むし歯は神経まで汚染し、神経を取り除く処置が必要になり、健康な歯に比べると寿命が著しく短くなります。
歯周病はすでに歯を支える顎の骨が溶け、グラグラと同様し、噛むことすらままならなくなり、自然に抜け落ちていきます。

もちろん、痛みの原因はむし歯と歯周病だけではありません。
痛みが一時的に出ても、むし歯や歯周病とは限りません。
痛みなどの症状が出る前に、ご自身のお口が大丈夫かどうか、確認してみませんか?